低年齢こそ大切にした思い
勇気づけの保育
- 子育て中の保護者の方をはじめとする、さまざまな方からご相談を受けています。その中でも、思春期を過ぎてから不登校や引きこもり、非行少年少女、神経症や精神障害などのご相談は、決して少なくありません。
皆さまとてもよい子たちなのですが、さまざまな人生の課題や問題があったときに、困ってしまったり、不適切な行動に走ったり、抱え込んでしまったりしてしまいます。
そんなときに、人は乗り越えたり、人に助けを求めたり、うまく周囲の方と協力したり、自分の力に変えたりします。そのような困難を克服する活力のことを、アドラー心理学では「勇気」と呼んでいます。そんな勇気を与える、勇気づけの保育は、年齢が小さいほど受ける影響が大きくなります。人や自分への信頼感、自分を好きでいていいんだと感じられる自己肯定感、困ったことを乗り越える力、子どもが本来持っている成長に欠かせない力。それらを育てるのには、安心できる環境で、さまざまな体験をし、そこに寄り添うことが肝心です。にっこりハウスでは、人生の基礎を育てることが将来にわたりその子を支える力になるという考えを、とても大切にしています。